Long Ago




Young Days in Germany


17歳のころをイメージしています。
ドイツ・ハンブルグの夕陽に染まる街に立つマーク。
穏やかな微笑みの中に、寂しさが入り混じっている。
そんな気がします。

彼の子供時代と十代は、移動と変化の連続です。
ハワイに生まれ、6歳でアメリカ本土へ移り、
10歳でドイツへ。
17歳で台湾に半年間滞在、一度ドイツに戻り、
18歳からハワイに一年間、
その後LA、サンフランシスコ、再びLA。

人種的にも、文化的にも、属するものはひとつではない。
どこにも属していないような気がするし、
どこにでも属しているような気もする。

自分は何者なんだろう。

彼は人一倍強く自分に問いながら、道場という場所に
居場所をみつけ、武術に熱中したようです。

「僕たち(家族)は、何もかもが異質だった。
人種も、言葉も、文化も。
道場は僕にとって聖域だった。
そして不思議なことに、道場に通う人たちは
その異質さを求めていたんだよ。」

道場に一歩入れば、外の世界の雑念は消え、
そこにあるのは武術のみ。
情熱を傾けるもの、自分を支えるもの、
それが彼にとっての武術だったのだと思います。