一話ごとの感想はブログにあります。こちらから。

1998
99
 The Crow
  
〜 Stairway to Heaven
 クロウ〜天国への階段 (放送時)

TVシリーズとして制作されたこの作品は、映画「クロウ〜飛翔伝説」とはだいぶ趣が異なります。
共通点も多くありますが、設定や雰囲気の違い、TVシリーズだから描くことができた
部分など、映画とは最初の設定だけが同じ、平行宇宙のような感じです。

レンタル店での分類は、「ファンタジー」(なのかな?)、「ホラー」(ひどーい><)、
あとは「アクション」の場合もあったような。
でもこれはラブストーリーに入れてもよいのではと思います。
エリックが一途にシェリーを想う気持ちが、健気で切ないです。

この作品では、表現者としてのマークを存分に堪能できます。
マークのエリックは温かくて、優しくて、繊細で。
ふっ、と笑う寂しそうな顔。窓の外をしょんぼり見ている横顔。
そしてクロウになったときの、変貌ぶり。
あの大きな目をぎょろんとさせて、口をにぃっと開いて悪党を追いつめる姿は、
怖いくらいの迫力があります。

アクションは映画のような壮絶さではなく、カンフーらしいものを見せてくれます。
頭上20cmくらいのところにある的を蹴り上げたり、なんでもないような顔をしてすごいことをしています。


この作品を観るにはさまざまな題と編集のものがあり、話の順番も複雑です。

 Episode Title (Original)  邦 題  ソフト
1  The Soul can't Rest  クロウ3  ビデオ
2  Souled Out
3  Get a Life  クロウ・ザ・リベンジ
       完全版T
 DVD
4  Like it's 1999
5  Voices
6  Solitude's Revenge
7  Double Take  クロウ・ザ・リベンジ
       完全版U 
 DVD
8  Give me Death
9  Before I Wake
10  Death Wish  クロウ・ザ・リベンジ
       完全版V
 DVD
11  Through a Dark Circle
12  Disclousure
13  The People vs Eric Draven  デス・オブ・ザ・クロウ  DVD・ビデオ
14  It's a Wanderful Life
15  Birds of Feather  ウィッチクロウ(前半)  DVD・ビデオ
16  Never Say Die
17  Lazarus Rising   クロウVSクロウ(前半)  DVD・ビデオ
18  Closing Time
19  The Road not Taken  ウィッチクロウ(後半)  DVD・ビデオ
20  Brother's Keeper
21  Dead to Rights
22  Gathering Storm  クロウVSクロウ(後半)  DVD・ビデオ


<パッケージデザイン>
「デス・オブ・ザ・クロウ」「クロウVSクロウ」のふたつは
「なんだコレは!?」と手から落としそうになるほどの装丁です。
しかも「クロウVSクロウ」のクロウメイクの顔は、マークではありません。
なぜあんなのを作るんだ・・・・・・・。
クロウメイクにしても、素顔にしても、素敵なショットがたくさんあるんですよ。
もっといくらでも美しく作りようがあるでしょうに・・・・・・(;;)。

え、ええと、とにかく、パッケージで引かないでください。


<邦題>
ビデオ、DVDそれぞれに編集ごとに題が異なり、呼び方に悩むこの作品。
個人的には「クロウ〜天国への階段」またはSTHと呼んでいます。

まず、ビデオの題「クロウ3」(1・2話)ですが、「3」ではないです。
1から続くように思えてしまいますが、これはTVシリーズとして独立しています。
映画作品もやはり各々独立した形で4作品が作られており、
原題に数字は付いていません。

また、DVDの「クロウ・ザ・リベンジ」、これも呼ぶのに抵抗があります。 
これは決して「リベンジ(復讐)」の話ではなく、エリックがシェリーと再び会える日まで、世界の均衡を取り戻すためにひとつひとつ善行を積んでいく、という話です。
「デス・オブ・ザ・クロウ」「ウィッチクロウ」「クロウVSクロウ」、
こちらも内容からずれています。

作品全体の内容を表現しているのはやはり、「クロウ〜天国への階段」だと思います。